loveを哲学するblog

26歳OLが思考の整理を目指します。

東京医大女子減点問題に思うこと

 

寝る前に投稿するのが固定化されてきました。

明日は夜出かけるからブログ投稿できるのかなあ。

 

東京医大女子一律減点問題、あまりにもくだらなすぎて言葉も出なかった。

平成も終わろうとしているこの時代に男性だけに下駄を履かせるなんて、ナンセンスすぎる。

 

一方で、女性のライフイベントってつくづく現代の日本のワークスタイルとは相性が悪いなと思う。

私は今、職場は9割以上女性で、かつ外回りのない内勤の仕事をしている。

だから労働環境としては(世間一般でいうところの)女性向けの仕事をしているんだけど、それにしたって産休育休明けで、時短勤務をしながら職場復帰している人たちを見ると、かなり負荷はかかっているなぁと思う。育休もしっかりとれるしノルマやきつい目標がある仕事でもないからそういったプレッシャーは無いはずなんだけど、それを抜きにしても、1年前後職場から離れるブランクができてしまうこと、時短勤務ではない人と1日のタイムスケジュールがずれること、子供関連での早退の頻度を見ていると、同僚である私たちが思っている以上に、肉体的、精神的な負荷はあるはずだと思う。

結婚出産だけではなくて、女性は月経含めて体調の変化が男性よりも大きいし、男性社会の中でやっていくには、2018年になったとしてもまだまだ苦しんだと思う。

そういう側面から見ると、女性医師よりも男性私を増やしたいと考える人が出てくるのは理屈としてはわかる。ただ、それは意見の1つとしてそういった考えが出る可能性があるというだけで、全くもって「必要悪」だから許されるということにはならない。

 

大学である限り、学問と言う側面を持つ限り、性別年齢関係なく学びは平等に与えられるべきだ。

学んだ先にある医師としての職場環境にしたって、男性ばかりの職場になればいいと言うことではなくて、いかに男性医師女性医師が釣り合いをとって効率よく進めていくかというシステム作りのほうに注力すべきであって、性差によって選別がなされる理由にはならない。

 

私は今まで露骨に女性だからと言う理由で学びを妨げられてきた事は無い。それはとても幸運なことだと思うし、だからこそここまで来れたんだと思うけど、この現代になってもやはりまだ女子よりも男子の方が、難関大学への進学率は高いと聞くし、思い出してみれば私の高校も共学ではあったけれど、男女比率は男子の方が1クラス分以上多かったと思う。

 

正直、今回のような性別で受験点数を分けるような事態は東京医大に限ったことではないんだと思っていて、いろんな大学いろんな学部で今まで水面下で起きてきたことという可能性が高い。特に医学部はその傾向が強いんだと思う。

 

来年には元号も変わる。

再来年にはオリンピックもある。

国が、世界が、変わるタイミングで日本の薄ぼんやりと蔓延るめんどくさい旧世代的な考え方は早急に排除されていくべきだと思う。

 

最近、友達に勧められて、上野千鶴子先生 著「女嫌い」を読み始めた。ミソジニーだとかフェミニズムについての1冊で、少し文章が硬いから読むのには時間がかかるけどかなり興味深くて早く読破したいと思っている。

今回の東京行医大の問題を掘り下げる上でも上野先生の著作はかなり参考になると思うし、とりあえず女嫌いを読破したらまた感想などブログに書きたい。

 

たまには真面目な話もしてみました。

それではまた近々😎